J2札幌は7日、東京Vのブラジル人MFニウド(21)が期限付き移籍で加入すると発表した。期間は15年2月1日から12月31日まで。ニウドは昨季、ブラジルのアバイーから東京Vに期限付き移籍し、主にボランチとして主力に定着。24試合で2得点を挙げた。180センチの長身と高い運動量を生かした守備が武器で、バルバリッチ監督(52)が11月1日の東京V戦で、プレーをチェックし、獲得を進言していた。

 守備だけでなく、東京Vではクロスの精度を生かしサイドハーフをこなすなど、プレーの幅は広い。各選手を複数ポジションで起用していくバルバリッチ戦術に適した補強で、なおかつ21歳と若い。クラブでは基本戦術から細かく指導する指揮官の下、さらなるレベルアップを期待している。

 今季、新たに獲得した外国人選手は、岐阜で昨季17得点を挙げたFWナザリト(24)、甲府のインドネシア代表MFイルファン(26)に続き3人目になる。

 ◆ニウド(ジョゼニウド・ブリト・ダ・シウヴァ)1993年8月23日、ブラジル・バイーア州生まれ。ブラジル2部アバイーから昨季、東京Vに期限付き移籍。日本での戦績はJ通算24試合2得点、天皇杯1試合無得点。180センチ、75キロ。利き足は右。