浦和が大型補強と“6冠ユニホーム”投入で、タイトル総ざらいを狙う。13日、埼玉スタジアムで新体制発表を行った。ホーム用のユニホームには「シェブロン」と呼ばれるV字形の図形を組み合わせて、クラブの象徴であるダイヤモンドがかたどられた。胸側に見えるVは6つ。Jリーグの第1S、2Sと年間王者、ナビスコ杯、天皇杯、そしてアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の「V6」を目指すチームにぴったりのデザインだ。

 「シェブロン」は計81本のピンストライプでできている。こちらは34年に浦和市ができてから81年を意味する。くしくもJ1の年間最多勝ち点記録の「72」と、ACL1次リーグ突破が濃厚になる勝ち点「9」を足した、タイトル総なめに必要な勝ち点数と言える。

 新加入のFW石原直樹(30)は「広島から3年連続の移籍になるけど、それくらいなりふり構わず優勝を目指すと聞いて浦和入りを決断した」と明かした。クラブを挙げ、何としてもタイトルを奪取する。【塩畑大輔】