神戸に新加入した東福岡高の新人MF増山朝陽(17)が21日、同校OBの日本代表DF長友佑都に続く活躍を誓った。この日は始動2日目で神戸市内でランニングや測定などを行った。

 高い身体能力と得点力で昨夏の全国総体優勝に貢献し「ヒガシのCロナ」とも呼ばれた逸材。同校には長友から横断幕が寄贈されるなど、偉大な先輩の存在に励まされてきた。20日にはアジア杯ヨルダン戦をテレビ観戦。日本代表や海外挑戦も夢見る新人は「いつか同じピッチで戦えるようになりたい」。東福岡高では主に右MFで、左SBの長友とはマッチアップできる可能性も?

 「もし対戦相手になれたら楽しみです」と、目を輝かせた。

 「スタメンに食い込みたい。(リーグ)半分くらい試合に出たい」と意欲的。偉大な先輩に続くべく、1年目からスタメン奪取を目指す。【鈴木絢子】

 ◆増山朝陽(ますやま・あさひ)1997年(平9)1月29日、福岡市出身。東福岡高では14年全国総体Vに貢献。14年度選手権では3回戦敗退も、優秀選手36人に選出。173センチ、72キロ。