J2磐田は24日、磐田市内で今季初の紅白戦を行った後、浜松市内でサポーター2000人を集めたイベントを開催した。双方で存在感を発揮したのは「デカモリシ」の愛称で親しまれるFW森島康仁(27)。右膝痛から復帰したばかりだが、紅白戦では後半から「4-2-3-1」の1トップに入り前線の起点でチャンスを演出、イベントでもアドリブ場外乱闘で観客の笑いを誘った。

 森島は「少しずつ溶け込めている。仲間の特長を分かって連係を高めていければ」と話す。ピッチ外でもベテランと若手をつなぐ食事会を仕切り「宴会部長」も務める。DF伊野波雅彦(29)も「的がデカイ分、狙いやすい」と前線の仕事に期待を寄せており、森島は「仲間を生かし、生かされつつ頑張りたい」と頼もしかった。【岩田千代巳】