J2磐田は28日、加入が内定していた磐田ユースの18歳DFの飲酒、喫煙が発覚したため仮契約を解除し、2月1日から7月末まで練習生とすることを発表した。クラブによると19日の新体制発表の翌日、通学する高校に「秋にパチンコ店の横で選手が喫煙している姿を見た」との通報が入った。クラブが本人に事実確認をしたところ「気が緩んで地元の仲間と吸ってしまった」と認めたという。さらに「他に正しくない行動はなかったか」と問うと「お酒も飲みました」と過去に飲酒した事実も告白した。

 その選手はU-17W杯では右サイドバックとして日本のベスト16に貢献。昨年は飛び級でU-19アジア選手権にも出場し、将来が期待されていた。本人は深く反省しており、きょう29日の鹿児島キャンプからチームの練習に参加する。加藤久GMは「選手の将来と才能を考え、サッカーをすべて取り上げることはしたくない」と説明し「社会性の欠如が一因。社会の中で再教育していく」と話した。練習生の間は、代表招集も公式戦出場もない。今後は更生の度合いを見た上で、契約するかを判断していく。