清水MF八反田康平(25)がスタメン定着を目指す。チームは28日、午前のみの練習を行った。昨季まで期限付き移籍していた仙台から復帰した八反田はチーム始動から存在感を示しており、この日の練習でも好調をアピール。連日の練習で徐々に疲労も蓄積されているというが「今年はしっかりやらなければいけない年」と、常に全力でプレーしている。

 仙台では、リーグ戦は3試合出場にとどまり、満足のいく結果を残せなかった。それでも、初の移籍を経験したことで学んだこともある。「やるサッカーも違ったし、違う環境に触れられたことはよかった」。清水では12、13年の2年間でリーグ戦出場は15試合。プロ4年目の目標は「1年を通してコンスタントに出ること」と意気込みを語った。

 大榎克己監督(49)の評価も高く「自分でパスをさばき、ゴール前に入っていける」と、攻撃の軸となる存在として期待を寄せる。来月6日からは、地元鹿児島でのキャンプが控えており、気持ちは高ぶっている。八反田は「すごく楽しみ。今年は自分の特徴を出せるいい環境だと思うし、もっと調子を上げていきたい」と闘志をみなぎらせた。【神谷亮磨】