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ナビスコ王者参戦、日米豪で新設公式戦

 日米豪のトップクラブによる「パン・パシフィック大会」(仮称)が新設されることが7月31日、分かった。既に7月中のJ実行委員会で、来年2月12~16日に米ハワイで開催されることが報告された。出場枠は開催国の米国が2、日本とオーストラリアが各1。計4チームが総当たりリーグ戦で優勝を争う。日本からはナビスコ杯優勝クラブが出場する。米国からはMLSロサンゼルス・ギャラクシーの推薦出場が決定的で、公式戦でMFデビッド・ベッカム(32)との夢の対戦が実現しそうだ。

 日米豪の頂上対決が常夏の楽園で実現する。ハワイが舞台の第1回大会には、日本からナビスコ杯王者の出場が決定。開催国の米国からは、ベッカムが新加入したロサンゼルス・ギャラクシーが出場することが決定的になった。

 あくまでも真剣勝負だ。「パン・パシ」を各国リーグが親善大会ではなく、公式大会として認定した。関係者は「せっかくだから公式戦として周知を進めたいところ。ベッカムは広告塔にうってつけのはず」と話す。出場国の選定は各国に任されており、仮に国内リーグの成績が不振でも、米国の出場枠が「ベッカムとその仲間たち」に割り当てられることになりそうだ。

 世界へ開かれた道が、ナビスコ杯自体の価値も上げる。リーグ戦王者がアジアチャンピオンズリーグ(ACL)とA3杯に、天皇杯覇者がACLに出場できるのに対し、ナビスコ杯優勝チームには参加できる国際大会がなかった。

 有力クラブが、先につながらないカップ戦よりリーグ戦を優先し、主力を温存する事態も頻出した。Jリーグは、さまざまなプロモーション活動で大会の人気・価値を上げようと試みたが、なかなか効果が見られなかった。だが「パン・パシ」に出場できるとあれば、話は変わる。今後は各クラブが全力で優勝を目指すことになる。

 10年W杯出場を目指す日本代表の面々にとっても、貴重なライバルとの対戦機会になる。オーストラリアからの出場クラブには、代表選手が含まれることになる。主力は欧州クラブに在籍するが、高い身体能力など特長は同じだ。世界的名手との夢対決と、アジア予選のライバルとの前哨戦―。一粒で2度おいしい? 国際大会に、ナビスコ杯王者が打って出る。

[2007年8月1日9時27分 紙面から]

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