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闘莉王FW直訴「オレが秘密兵器」/J1

後半、先制ゴールを決めMF小野らと喜ぶ浦和DF闘莉王(撮影・野上伸悟)
後半、先制ゴールを決めMF小野らと喜ぶ浦和DF闘莉王(撮影・野上伸悟)

<J1:浦和1-1柏>◇第19節◇11日◇埼玉

 浦和の闘将は、天を仰ぐしかなかった。攻めて、攻めて、追加点が奪えない。柏の10本に対し、2倍の20本のシュートを放ったが、勝ち切れなかった。首位のG大阪との勝ち点が4差まで広がる1-1の痛恨ドロー。後半15分に小野からの好パスから相手DFをかわして先制弾を決めた闘莉王は「チャンスが20回あっても得点できなければ引き分け。(サッカーは)チャンスをつくるゲームじゃない」と悔しさを募らせた。

 左内転筋痛でブラジルに帰国中のFWワシントン不在が影響した。FW編成は本来の2トップではなく、田中達の1トップに変更されたが、前半途中から各選手が攻守に戸惑いを見せた。オジェック監督も「ワシントンはゴール前で危険な選手。(今季10得点で)点も取っているし、いなかった影響がなければおかしい」と認めた。チャンスをつくりながら、決定力を欠いたチームに、闘莉王が急造FWに名乗りを上げた。

 闘莉王 達也は局面を打開する人で(攻撃の)起点をつくる人は必要。監督が考えてくれるでしょう。オレも2、3回のチャンスで1点入れたし、オレもFWができるんじゃないかな。オレが秘密兵器だよ。

 次節の15日にはG大阪との直接対決を控える。勝ち点差が離れ、勝っても首位にはなれない。逆に負ければG大阪に独走を許すことになる。首位奪回、J連覇に向けて瀬戸際に立たされた浦和。笑いながらとはいえ、闘莉王のFW直訴はチームの危機感を表すもの。昨季王者が底力をみせる時が来た。【藤中栄二】

[2007年8月12日8時51分 紙面から]

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