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千葉巻がパパ弾決めた/J1

千葉対磐田 前半37分、ゴールを決める千葉FW巻(左)
千葉対磐田 前半37分、ゴールを決める千葉FW巻(左)

<J1:千葉3-2磐田>◇第21節◇18日◇フクアリ

 「正直、ヒーローインタビューを狙っていました」。千葉FW巻誠一郎(27)は、涙をこらえながら言った。「巻家に新しい命が授かりました」。6月25日に結婚した妻智子さん(28)との間に、子どもができた。安定期を待って、試合前に携帯電話の公式サイトで発表し、お立ち台でサポーターに報告した。

 「自分にプレッシャーをかけていました」。あえて試合前に明らかにし、ぶざまなプレーはできない状況に追い込んだ。すると、前半37分、得意のヘッドで同点弾を決めた。序盤から、オーバーペースで走り回ったのも「何かを変えないといけないと思っていました。戦う姿勢で、チームの意識を変えたかった」。後半21分で交代し、一時は勝ち越されたが、終盤に逆転。選手の気持ちは最後まで折れなかった。

 これで03年の入団以来、リーグ通算36点目。クラブ史上、日本人最多の阿部(現浦和)に並んだ。チームの顔にもなった巻は来年1~2月ごろ、パパになる。「いつも支えてくれる奥さんに感謝の気持ちを込めて、ゴールを送りたいです」。観戦に訪れた妻の前で、仕事をしてみせた。今回は代表に呼ばれなかったが、上位浮上へ向けてエースが本領を発揮した。【佐々木一郎】

[2007年8月19日9時27分 紙面から]

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