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永井V弾、難敵横浜を撃破/J1

後半20分、ゴールを決めた浦和FW永井はサポーターの声援に笑顔で応える
後半20分、ゴールを決めた浦和FW永井はサポーターの声援に笑顔で応える

<J1:浦和1-0横浜>◇第26節◇22日◇日産ス

 浦和FW永井雄一郎(28)が「ここぞの一撃」を決め、難敵撃破の立役者となった。好調横浜との後半20分、MFポンテからの絶妙なパスを右足シュートで押し込んで2戦連続ゴール。FW田中達が先発から外れる厳しいレギュラー争いの中で決勝点を挙げ、1-0でアウエー9連勝に導いた。これでチームもJ通算アウエー戦100勝に到達した。

 何度も敵ゴールに迫ってもぎ取った。後半20分、速攻から永井が突っ走った。MFポンテから走るスピードに合わせた好パスを受けた。ワントラップ後、右足で確実に敵ゴールを射抜いた。「ロビー(ポンテ)がやさしいボールをくれて、あとは決めるだけ。うれしかったです」。クールなFWが珍しく広告の看板を乗り越え、浦和サポーターに向けて両拳を突き上げた。

 劣勢の時こそ威力を発揮するFWだ。チームは横浜の前線からの守備、サイドチェンジを駆使した攻撃に翻弄(ほんろう)された。シュート数も横浜の17本よりも少ない10本。1度は永井も後半11分、相手DFのミスから速攻を仕掛けてシュートしたが外した。「だから2度目(の得点機)は腹をくくった」。先月15日のG大阪との天王山でも、劣勢の展開で決勝点。1月1日の天皇杯決勝もG大阪に主導権を握られながら決勝点。「ここぞの一撃」は永井の真骨頂だ。

 ハーフラインから敵ゴールまで突っ走る。中距離走ならば負ける気がしない。東京・牛込二中時代、陸上大会の助っ人だった。中学の3年間は1500メートル、400メートルの選手。「瞬発力はないけど中距離はいけますね」(永井)。疲労の見える田中達が先発から外れ、ワシントンとの2トップ。田中達の瞬発力とは違った中距離スピードの持ち味で2試合連続ゴールを決めた。

 これでチーム内のポジション争いは激化した。オジェック監督は「FWに良い選手が3人いる。良いパフォーマンスの選手をローテーションで使う。浦和の良い攻撃になる」と競争を促した。19日の全北現代戦で得点した田中達が外れる選手層の厚さ。永井は「コンディション調整が大切」と気を引き締めた。これで浦和は敵地9連勝。J通算アウエー戦100勝も飾った。永井が田中達、ワシントンと繰り広げる定位置レースは、J連覇、アジア制覇の2冠を狙う浦和の大きなパワーになりそうだ。【藤中栄二】

[2007年9月23日9時7分 紙面から]

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