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浦和屈辱の敗戦で優勝逃す/J1

サポーターにあいさつする浦和の選手。頭上のモニターは横浜FC三浦知
サポーターにあいさつする浦和の選手。頭上のモニターは横浜FC三浦知

<J1:横浜FC1-0浦和>◇最終節◇1日◇日産ス

 まさか、そんな。アジア王者の浦和が最下位チームに敗れて優勝を逃す屈辱を味わった。序盤から3トップ気味の相手攻撃を封じ切れず、前半17分に先制点を許した。後半開始からFW田中達也(25)を投入。総力戦でゴールを狙うも、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)と並行した連戦による疲労が蓄積した選手に、逆転できる体力はなかった。J1通算200敗目でのV逸に、精神的にも大きな打撃を受けた。

 受け入れたくない悲劇だった。試合終了と同時に、浦和メンバーが崩れ落ちた。長谷部があおむけに倒れて天を仰ぎ、坪井が両手に腰を当てたまま動けない。阿部は「負けたことがすべて。V逸の理由? 今、パッとは出てこない。まだ整理がついてない」とうつむいた。J連覇に王手をかけた先月11日の川崎F戦以後、白星ゼロの終戦。出場停止だった闘莉王は「こんなの2度と経験したくない。出られなかったオレが悪い」と自分を責めた。

 勝つために不可欠だった得点が奪えない。先発したワシントンが7本、永井も3本のシュートを放った。両足に不安を抱えながらも後半開始から強行出場した田中達も5本。相手より5本も多い計20本のシュートが得点にならない。川崎F戦でワシントンが決めたPKによる1点以後、リーグ戦では3戦連続無得点。永井は「チャンスに決められない。それだけ」と言えば、平川も「この試合がすべてを台無しにしたのではなく、終盤の数試合でこうなった」とうなだれた。

 ACL制覇で張り詰めたムードが緩んだ。Jリーグと並行して戦い、相乗効果を生んでいた2冠取りだったが、1つ目が達成されたことでチームは微妙な安ど感に浸った。過密日程で肉体がむしばまれたことに加え、タイトル奪取で精神的な疲労も噴き出した。鈴木は「ACLで多少の難しさはあったけど良かった点もあった。ただ2つ取るための力が足りなかった」と唇をかんだ。

 7日開幕のクラブW杯には日本クラブとして初出場する。だが阿部は「やるしかないかなと思いますし、今は先のことよりも(敗因など)ハッキリさせないといけないこともあるだろうと思います」と話すなど、切り替えには時間がかかりそうな気配だ。アジア王者が受けた傷は、予想以上に深そうだった。【藤中栄二】

[2007年12月2日9時34分 紙面から]

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