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横浜FC菅野、チーム最下位だって新人王

記念の盾を手にする新人王の横浜FC菅野。右はプレゼンターの平山あや
記念の盾を手にする新人王の横浜FC菅野。右はプレゼンターの平山あや

 最下位を独走した横浜FCから新人王が誕生した。Jリーグアウォーズが17日、横浜アリーナで行われ、今季の各賞が発表、表彰された。新人王は初のJ1挑戦で34試合66失点を喫した菅野孝憲(23)が初受賞した。最下位チームからの個人賞受賞は史上初。記録以上に記憶に残る好プレーが高く評価されて、目指すJ1チームへの移籍に弾みをつけた。MVPは浦和のMFポンテ(31)が初受賞した。

 菅野はニヤリとしながら壇上のマイクに向かった。「こんなに老けた顔をしていても、新人王がとれることを証明しました」。半分は本気だろうが、半分は照れ隠しだ。過去最下位チームはおろか、降格チームからも新人王、MVP、ベストイレブンはいない。初の快挙に「苦しいシーズンだったけど、1つぐらいいい記録を作っても」と言って、また笑顔を見せた。

 34試合フル出場はJ1のGKで3人だけ。しかし、成績は最悪だった。66失点はリーグ最低、1試合平均2点近く奪われた。最速のJ2降格、連続無得点試合など数々のJリーグワースト記録を塗り替えた。菅野自身「まったく納得していない」と言う。それでも、選手投票では1位。多くの相手選手に恐れられたことが、記録以上の勲章だ。

 プロ意識は人一倍。練習量はチーム一で、この日も午前中に十分汗を流した。食事も徹底管理し、毎日パソコンに打ち込む。試合中には15歳も年上のDF小村と激しく言い争った。今季は副将として精神的にもチームを引っ張るなど、チームメートの信頼も厚い。賞金50万円は「みんなで食事します」。すでに、携帯電話にはチームメート全員からの祝福メールが届き、店も予約済みだと笑った。

 03年に横浜FC入りして5年目、実力と経験は「新人」レベルを超えるが「これがスタート」と新人のように話した。「来季はJ1でプレーしたい」と話す菅野のもとには、すでに柏から獲得オファーも届き、本人も移籍に前向きだ。「次のW杯を視野に入れる。絶対に代表には絡みたい」。過去の新人王14人中、10人は代表入りしている。菅野も、W杯への一歩を踏み出した。【荻島弘一】

[2007年12月18日9時25分 紙面から]

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