サッカー

横浜ＤＦ那須が東京Ｖに完全移籍

　横浜ＤＦ那須大亮（２６）の東京Ｖに完全移籍することが２６日、決定的になった。この日代理人のロベルト佃氏が、クラブと２度目の契約更改交渉。席上で移籍の方向性を最終確認した。東京Ｖからはすでに移籍金１億５０００万円、年俸２５００万円（ともに推定）などの条件も提示されている。近日中に、本人も交えての最終交渉が行われる見込みだ。

　本職でのプレーを強く望んだ。那須は今季リーグ戦１８試合に出場。センターバックだけでなく両サイドバック、ボランチ、左右ＭＦと、合計６ポジションで起用された。シーズン中は不満も見せず、気持ちを前面に押し出したプレーぶりでチームを引っ張った。

　だが本人は以前から「本職のセンターバックで日本代表を目指したい」と主張していた。チームにはＤＦ松田、中沢、栗原ら同ポジションの選手も多いため、昨オフにはＧ大阪、今夏には東京と移籍交渉。ともに決裂はしたが、センターバックでの出場できる新天地を探し続けてきた。

　東京Ｖは守備の中心として、柱谷監督が獲得を熱望。「いろいろポジションができるのはいいことだが、あくまでうちはセンターバックで考えている」と明言している。岡田監督に見いだされ、名門横浜のレギュラーに定着した男が、今度は岡田ジャパンを目指して新天地でスタートを切る。

［2007年12月27日9時12分　紙面から］

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