サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場する日本代表が10日、事前合宿地のインスブルック近郊ゼーフェルトで練習を再開した。

 0-2で完敗した8日スイス戦(ルガノ)に先発した選手たちは、軽めの調整で切り上げた。

 スイス戦にトップ下で先発したMF本田圭佑(31)が練習後に取材対応。心の持ちようを説いた。

 「ここからは、自信を過信に変えていくくらいのフェーズ(局面)だと思っているんで。ここからはシビアな会話と自信の融合」と持論を述べ「脳の中にポジティブなワードを入れていく」とも言った。

 あの松坂大輔投手の名言「自信が確信に変わりました」をさらに進化させたような「過信」という、ある意味、本田らしい刺激的な言葉遣いだった。

 チーム内では西野朗監督(63)の理解を得ながら、ポジティブなチーム作りの議論が進んでいるという。

 3大会連続のW杯となり、立ち位置も変わった本田は、「過去2回と比べ、自分のこととチームのことをどのくらいの割合で考えているか?」という質問に次のように答えた。

 「今は、もっと自分のこと考えないといけないなっていうくらい、チームのこと考えています」と言い切った。