4位のイングランドFWケーン(トットナム)が6得点で得点王を獲得した。イングランドでは86年大会のリネカー以来。


 ケーンは1次リーグチュニジア戦で2ゴールを挙げて2-1の勝利に貢献。パナマ戦ではPKによる2得点を含んだハットトリックを達成して6-1の大勝を演出して決勝トーナメント進出を決めた。最終戦のベルギー戦は温存され、迎えた決勝トーナメント1回戦のコロンビア戦でも先制のPKを決めた。準々決勝、準決勝、3位決定戦では不発に終わったが主将としてチームを28年ぶりの4強に導いた。


 2位には4得点で優勝したフランスFWグリーズマン(アトレチコ・マドリード)とFWエムバペ(パリサンジェルマン)、3位のベルギーFWルカク(マンチェスター・ユナイテッド)、開催国ロシアFWチェリチェフ(ビリャレアル)、ポルトガルFWロナウド(レアル・マドリード)の5人が並んだ。


 日刊スポーツでは6月15日に得点王を予想。外電担当の上原記者がケーンの得点王を的中させた。


※開幕戦直後の6月15日に予想。成績は最終。予想表にないベルギーFWルカク(マンチェスターU)が4得点、フランスFWエムバペ(パリサンジェルマン)が4得点。



◆W杯の歴代得点王◆


30年 スタービレ(アルゼンチン=準優勝)8点

34年 ネイエドリー(チェコスロバキア=準優勝)5点

38年 レオニダス(ブラジル=3位)7点

50年 アデミール(ブラジル=準優勝)8点

54年 コチシュ(ハンガリー=準優勝)11点

58年 フォンテーヌ(フランス=3位)13点

62年 ガリンシャ(ブラジル=優勝)4点

    ババ(ブラジル=優勝)4点

    サンチェス(チリ=3位)4点

    イェルコビッチ(ユーゴスラビア=4位)4点

    アルベルト(ハンガリー=8強)4点

    イワノフ(ソ連=8強)4点

66年 エウゼビオ(ポルトガル=3位)9点

70年 G・ミュラー(西ドイツ=3位)10点

74年 ラトー(ポーランド=3位)7点

78年 ケンペス(アルゼンチン=優勝)6点

82年 ロッシ(イタリア=優勝)6点

86年 リネカー(イングランド=8強)6点

90年 スキラッチ(イタリア=3位)6点

94年 ストイチコフ(ブルガリア=4位)6点

    サレンコ(ロシア=1次L)6点

98年 スーケル(クロアチア=3位)6点

02年 ロナウド(ブラジル=優勝)8点

06年 クローゼ(ドイツ=3位)5点

10年 ビリャ(スペイン=優勝)5点

    スナイダー(オランダ=準優勝)5点

    ミュラー※(ドイツ=3位)5点

    フォルラン(ウルグアイ=4位)5点

14年 ロドリゲス(コロンビア=8強)6点

18年 ケーン(イングランド=4位)6点


【注】最新のFIFA統計で50年アデミールの得点は9→8点。※10年大会はミュラーがアシスト数の差で「ゴールデンブーツ」を受賞