優勝候補のアルゼンチンがアイスランドとまさかの引き分けに終わった。前半19分、FWアグエロ(マンチェスター・シティー)が先制点を挙げたが、同23分に追いつかれ、FWメッシ(バルセロナ)のPK失敗もあって勝ち越すことはできなかった。

 アグエロは「いつだって初戦は難しいもの。今は次戦に集中しないといけない。まだワールドカップは始まったばかり。戦うべき試合は十分に残っている」、DFマスケラーノ(河北華夏)は「まだ始まったばかり。負けることは許されない。ロシアまで来たサポーターに感謝したいし、引き続き後押しをしてくれることを願っている」と前を向くコメント。

 また、サンパオリ監督は「組織がしっかりとしたチームと対戦した。まだワールドカップは始まったばかり。次の試合に向けて強さを持たないといけない。もっと相手が嫌がるような状況を作るため、勇気を持ったプレーで仕掛けていかないといけない。どんな相手にも勝てるだけの全ての力を自分たちは持っている。レオ(メッシ)の働きについてはケチをつけることはできない。攻撃陣のポジションチェンジはアルゼンチンがグループリーグを突破するためのたくさんのチャンスを作れる。前半はプラン通りのプレーをするにスピードがチームになかった」と分析した。