ブラジルが先制しながらセットプレーからの失点で追いつかれ、スイスと1-1の引き分けに終わった。

 前半20分にMFコウチーニョ(バルセロナ)の右足ミドルシュートで先手を取ったが、後半5分、MFシャキリ(ストーク)のCKにMFツーベル(ホッフェンハイム)にフリーで頭を合わせられて追いつかれた。このシーンでDFミランダ(インテルミラノ)がツーベルに体を押されたように見えたが笛は鳴らなかった。ミランダは「ビデオを見れば何が起こったか分かるはずだが、それはしなかった。引き分けに終わったが、まだ始まったばかり。この試合は簡単なものではないと分かっていた」とコメントした。チチ監督は「ミランダに何が起こったかは明らかだが、それで引き分けになったわけではない。選手には重圧と不安があり、フィニッシュが正確ではなかった。もちろんこの結果は悲しい。今夜は勝ちたかった」と、相手の3倍以上の20本のシュートを放ちながら1点しか奪えなかった攻撃陣を嘆いた。