サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会1次リーグF組で、ドイツは0-1でメキシコに敗れた。

 18日の独紙ビルトは、その要因について守備の悪さや、攻撃の起点となるクロースやエジルが徹底マークされたこと、ビルドアップでボールを多く失ったことなどを挙げた。

 同時に「悪い予兆」として、過去4大会中3大会で前回覇者が1次リーグ敗退しているというデータを伝えた。02年フランス、10年イタリア、14年スペイン。「ドイツも同じ道を歩んでしまうのだろうか」と書いている。

 また、ブラントが試合終了後にファンとの写真撮影で笑顔を見せていたことを「集中力の欠如」と、フンメルスが「カバーが機能していなかった。ジェローム(ボアテング)と僕が2人だけで後ろにいることが多くあった。チーム内でこのことをよく話しているが、今日それをしっかりとこなすことはできなかった」と批判的なコメントをしたと伝えた。

 一方で「勇気をもたらすもの」として、主将のGKノイアーが長く離脱していたにもかかわらず優れたプレーを見せたこと、途中交代のロイスはいいプレーで攻撃に流れをもたらしたことを挙げた。

 残り2試合に勝てば、F組2位の可能性は十分にある。そうなると決勝トーナメント1回戦でおそらくブラジルと激突することになるだろうと報じた。