サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会に参加している日本代表DF吉田麻也(29=サウサンプトン)が1次リーグ初戦のコロンビア戦を翌日に控えた18日、覚悟を見せた。

 4年前、1-4で惨敗を喫した相手。リベンジの機会を前に吉田は「全てを出し切りたい。大会が終わった時に『もう出し尽くして何もできない』という状態で帰りたい」と力強く話した。

 ブラジル大会の「ああしておけば、こうしておけば…」という後悔が「何日も何カ月も何年も引っかかっている」。今回は同じような思いをしないためにも「覚悟を持つことが必要」と言い切った。

 自分に対しての覚悟だけではない。日本サッカーに対して全てを背負う覚悟もある。「南アフリカ大会の後、欧州に挑戦する選手が増えたり、アジア杯の優勝、なでしこが活躍して日本サッカーの飛躍につながった。今回も日本サッカーの人気に関わっていることの責任を持つことが大事。みんなが幸せになるために結果を出す。その覚悟」。

 運命の初戦はすぐそこ。吉田の覚悟を結果で示す時が来た。