元日本代表監督で、現在はUAE代表を率いるアルベルト・ザッケローニ氏のインタビューが、19日の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトに掲載された。

 その中でワールドカップロシア大会に出場している日本代表について語っている。

 「日本の23選手はほとんど私が監督した時の選手。とても愛情を持って見ている。14年ブラジル大会では1次リーグ敗退に終わったが、私は準々決勝にはほぼ確実に行けると思っていた。準決勝を夢見ていた。私が指導したチームで、あの時の日本ほどいいプレーをできたチームはない。ACミランよりもだ」と振り返った。

 また、特にMF山口蛍について「山口をRマドリードに連れていきたい時期もあった。(元フランス代表)マケレレのようだった。フィジカルは彼より劣るが、テクニックは彼よりあり、激烈な選手だ」と称賛している。

 今でも日本への愛情は変わらないようで「私は日本人を愛している。まずは人に迷惑をかけない。でも楽しむことも忘れていない」と話している。「アジアの国が準決勝に出るのに、それほど時間はかからないだろう。だがそれは中国ではない。中国はまだ準備ができていない。力を入れているが、若者を入れる勇気がないから」と予測している。