ポルトガルがモロッコを下し、勝ち点3を手にした。初戦のスペイン戦でW杯史上最年長のハットトリックを決めたポルトガルのエースFWロナルド(33=Rマドリード)が、第2戦のモロッコ戦でまた決めた。

 前半4分、右コーナーキックからMFベルナルド(23=マンチェスターC)がショートコーナー。パスを受けたMFモウティーニョ(31=モナコ)がクロスを上げると、ロナルドが相手DF4人の間をすり抜けてのヘディング弾。マークについていたモロッコDFダコスタ(32=ベシャクシェヒル)は倒れ込んだ後、呆然。ロナルドの2戦連発弾で、ポルトガルが先制に成功した。

 1986年のメキシコ大会でポルトガルに勝っているモロッコは、敗れれば早くも1次リーグ敗退が決定するだけに猛反撃。後半10分、MFベルハンダ(28=ガラタサライ)のシュートはGK正面。後半11分にもフリーキックからベルハンダが頭で合わせるも、ポルトガルGKの好セーブに阻まれた。

 モロッコは圧倒的に押し込み、ポルトガルの約2倍のシュートを放つも、初戦のイラン戦同様、決定機を決めきれず。エースの決定力の差に泣き、1次リーグ敗退が決まった。