W杯ロシア大会1次リーグH組の第2戦、日本-セネガルの公式会見が23日、会場のエカテリンブルク・アリーナで行われた。

 日本は西野朗監督(63)とDF吉田麻也(29=サウサンプトン)が出席。公式練習を控える吉田から対応。まずコロンビア戦で決勝点を挙げた大迫について「あまりコメントが多くない。どんな人間なのか」と聞かれると「メディアの前では話すタイプの選手ではない。恥ずかしがり屋。でも実力は大きなものをチームにもたらしてくれる」と紹介。「ただ、次は大迫へのマークが厳しくなる。チーム全体でサポートしなければいけない。次も勝ちたい」。そして「できれば大迫選手以外の話をしてくれれば、うれしかったです」と続けて笑わせた。

 セネガル代表の攻撃陣について、守備陣のテーマを問われると「引き続き、前回達成できなかった無失点を(狙いたい)。ここ数試合、セットプレーから喫している失点をなくさなければいけない。セネガルは縦に速くてフィジカル優れている。より警戒して守備をオーガナイズしたい。両チームにとって大事でタフな試合になる。やるべきことはコロンビア戦と変わらない」と話した。

 イギリスの記者から「なぜ日本人サポーターはゴミを拾うのか」と質問されると「試合後の僕らのロッカールームは、プレミアリーグよりはキレイかな」と笑わせ「ファンの皆さんの行いに対しては僕らも感銘を受けていて、僕らは代表として日本を背負っていますが、サポーターの皆さんの行いも世界中から見られている。ピッチ外の行いがたたえられるのは非常に誇らしい。違う国の方々も同じことをしてくれているとニュースで見ましたし、誇らしい」と話した。「日本には『来た時よりも美しく』という言葉、美学があるので日本のサポーターの皆さんに染みついているんじゃないかなと思います」と丁寧に、的確に答え、練習へ向かった。