西野朗監督(63)率いる日本代表が圧倒的な個の力を誇るアフリカの実力国セネガルと引き分けた。
2度追い付いての勝ち点1。これで1次リーグ突破へ、前進した。
試合が行われたロシアの大都市エカテリンブルクは、キックオフの午後8時でもまだ明るかった。
明るく、肌寒いわけではないのに、勝負師・西野監督はジャケットを羽織っていた。
就任以来、晴天時はコロンビア戦までの3試合、ずっと素肌に白いシャツ1枚。一番上のボタンを留めず、こだわりの開襟スタイルだったが、決して寒くはない中で1枚羽織ってスタートした。
ダンディー西野監督の代名詞ともいえる、白シャツ1枚、いつものいでたちではなかったのは、なぜなのか?
どうやら、試合前に、審判団から指示があったようだ。
相手のセネガルのユニホームは真っ白。西野監督も、いつもの白シャツで采配をふるうつもりだったようだが、ピッチ脇に立つとセネガルとの見分けが難しく、まぎらわしいとの審判団からの申し入れを受け、急きょジャケットを羽織ったようだ。
望む格好ではなかったからか、ハーフタイムにピッチを引きあげる際には、ジャケットを脱ぎ捨てた。
白シャツにこだわる西野監督は、白いユニホームの相手の際には、少し難しい対応を迫られることになる。
【八反誠】