日本-ベルギー戦を裁いたセネガル人マラン・ディディウ主審の“フェアプレー”な裁きが光った。

 前半40分、ボールを奪われ後方からスライディングタックルを仕掛けた日本代表MF柴崎にイエローカード。前半45分には、縦パスを受けたベルギーFWルカクのハンドも見逃さなかった。

 後半42分には日本ゴール前での攻防で、副審との連係でベルギーのオフサイドを判定。正確なレフェリングで引き締まった試合を演出した。最後は後半ロスタイム、ベルギーの劇的な逆転勝ちにつながった。

 日本は1次リーグ最終ポーランド戦で0-1で負けていたにもかかわらず、セネガルもコロンビアに0-1で負けていたことを受け「フェアプレーポイント」差で上回ることを考慮して攻めずにボール回しに終始。狙い通り、セネガルを上回り決勝トーナメントへ進出していた。

 そんな「フェアプレーポイント」が話題となる中、日本-ベルギー戦を因縁のセネガル審判団が裁くことになり、その動向が注目されていた。