ワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本代表DF長友佑都(31=ガラタサライ)が7日朝、ツイッターを更新し、2日の決勝トーナメント1回戦で対戦し、2-3で逆転負けしたベルギーが、6日に優勝候補最有力のブラジルに2-1ながら完勝し、準決勝進出を果たしたことに「ベルギー強すぎる。俺らこんな怪物たちに真っ向勝負挑んでたんか。。」と驚きを素直に表した。

 ベルギーは前半13分、左CKをDFコンパニーがそらしたボールが、ブラジルMFフェルナンジーニョの腕に当たってオウンゴールで先制。同31分、ブラジルのCKのこぼれ球をFWルカクが拾い、ドリブルで突破し、倒れながらも右サイドのMFデブルイネにつなぐと、デブルイネが右足を振り抜きゴール左隅に決めた。後半31分に、ブラジルMFコウチーニョからの浮き球を、MFレナトアウグストに頭で押し込まれて1点差とされるも、2-1で競り勝った。ブラジルのシュートを徹底してブロックしては、こぼれ球をMFエデン・アザールが拾ってはドリブルでキープし、ブラジルの反撃の糸口を摘み取った。

 そのベルギーを、日本はあと1歩まで追い詰めた。後半3分、日本は自陣で長友が相手の前進を止めると、MF乾貴士(30=ベティス)が柴崎岳(26=ヘタフェ)につなぎ、その柴崎が中央やや右にスルーパスを通すと、走り込んだMF原口元気(27=ハノーバー)が、DFフェルトンゲンとの1対1から、右足を振り抜きゴール左に決めた。後半7分には、相手DFのボールを奪ったMF香川真司(29=ドルトムント)の落としたボールを、乾がペナルティーエリア外から右足でゴール右にたたき込んだ。ところが後半24、29分と連続失点し、ロスタイムにカウンターからMFシャドリに勝ち越しゴールを浴びた。

 長友は「ベルギーに優勝してほしい」(コメントは原文のまま)と、日本代表の夢を打ち砕いた宿敵ベルギーの頂点取りに期待した。