マンチェスターUの監督に就任した際には「選ばれし者(the chosen one)」ともてはやされながら、成績不振で9カ月で解任され、以降は冷やかしのタネにされ続けているRソシエダードのデービッド・モイズ監督(51)がついにやった!

 4日のスペインリーグ・バルセロナ戦に1-0で勝利。相手はFWメッシやFWネイマール、DFアウベスらをスタメンから外すなど、明らかにナメてかかってきたが、前半2分に相手オウンゴールで得た先制点を何とか守りきり、見事、強豪の鼻を明かした。

 これに対し、インターネット上ではサッカーファンが、また大量に冷やかしの書き込みを行い、あらためてモイズ監督の注目の高さをうかがわせた。だが今度の冷やかしはモイズ監督にとって、それほど気分の悪いものではないだろう。


 ソーシャルメディアへの書き込みを見てみると、


 「いいね、いいね、いいね、デービッド・モイズ。サッカーの天才」

 「ハーイ、バルサファンのみんな。モイズがやってきたぞ」

 「(モイズ監督がジャスティン・ビーバーばりのキャップとサングラス姿の写真とともに)アンチの声なんて聞こえないね」

 「デービッド・モイズ1-0リオネル・メッシ」

 「モイズがバルセロナを倒した。(その事実を)認めろよ」

 「モイズが次期バルセロナ監督になるのは時間の問題だな」

 「モイズが監督なら、バルサスタイルのサッカーなんていらない」

 「モイズがバルサに勝ったって?」

 「なんだよバルサ。お前らは3億5000万ユーロ(約525億円)の控え選手がいるのに、モイズのチームにも勝てないの?」


 などと記されており、モイズの勝利をさかなに盛り上がっている様子がうかがえる。勝っても負けても、話題を提供してくれるモイズ監督は、ある意味「サッカーの天才」かも!?