イングランドFA杯4回戦の再試合マンチェスターU-4部ケンブリッジ戦が、2月3日にマンUのホーム、「夢の劇場」オールドトラフォードで行われる。

 0-0で引き分けた前回の対戦はケンブリッジの本拠地で行われたため、7987人の観衆しか集めることができなかった。

 だが、再試合の舞台オールドトラフォードは収容人数7万6212人の大スタジアム。ケンブリッジにも150万ポンド(約2億7400万円)を超える収益が見込まれるという。

 そのため、戦う前からケンブリッジのマネー監督は「もうどんな結果が待っていようと関係ない。ただプレーするだけ」と結果を度外視。ドゲット会長も早くもウキウキ気分だ。

 そんな同会長、2億7400万円をクラブ強化などに使うと思いきや、「スタジアムを補修し、ちゃんとしたトイレを設置したい」と宣言。

 英テレグラフ紙(電子版)は、これをからかって「君たち(ケンブリッジ)のことは良く知らないけど、150万ポンドのトイレって見てみたいよ。金で出来てるとか、空飛ぶトイレとか、ハリーポッターの暖炉のように別の世界へ連れて行ってくれるとか…」と記している。

 ちなみにケンブリッジの本拠地「Rコスティングス・アビー・スタジアム」は1923年開場の由緒ある!? スタジアム。最大収容人数は1万847人だが、そのうち半数以上は立ち見で、お世辞にもトイレがキレイとは言い難いという。

 だが、立ち見席をなくさなければ、プレミアリーグや2部でプレーすることはできない。新しいトイレを設置する前に、まずはスタンド増設という気がするのだが。いかがですか、ドゲット会長?