酒井高徳の前任としてハンブルガーSVの主将を務め、今シーズン開幕前にアンタルヤスポルへ移籍したスイス代表ヨハン・ジュルーが、夏のオフ期間中に詐欺被害に遭っていたことが分かった。

 地元紙「ハンブルガー・アーベントブラット」など複数のメディアが報じたところによると、慣れ親しんだハンブルクを去ることが決まり、エミリー夫人と3人の娘たちは意気消沈。気分転換を図るためジュルー一家は、近年利用者が急増している「Airbnb」を通じ、ジュネーブの貸別荘をレンタルしたという。

 しかし、10時間のドライブの先に待っていたのは、悲惨な現実だった。指定の住所に別荘はなく、現地に着いて初めて、彼らは自分たちが騙されていたことに気付いたのだった。

 愛娘3人は全員、後部座席で泣いていたというが、ジュルーはジュネーブで不動産業を営む「Keys’n’Fly」社とのコンタクトに成功し、彼らのおかげで、別の立派なバケーションハウスに宿泊することができたようだ。

 同選手はこの夏の思い出について、自身のインスタグラムを通じ、「騙されて、お金もなくなってしまった。でも(Keys’n’Flyが提供してくれた)家はパーフェクトだった!」と記しつつ、「今回のことは自分たちにも責任がある。それとみんなも、インターネット上でお金を支払う時、違うプラットホームへ飛んだりしたら気を付けてくれ!」と、オンラインで決済する際には細心の注意を払うよう、ファンに呼びかけている。