レアル・マドリードで活躍するクリスティアノ・ロナルドといえば、6つに割れた立派な腹筋など、その肉体美も人々の注目をおおいに集めている。ブンデスリーガ1部フライブルクのクリスティアン・シュトライヒ監督も、その“シックス・パック”に敬意を抱いている人物の1人だ。

 同監督は20日、週末に行われるブンデスリーガ第9節ヘルタ・ベルリン戦に向けた公式会見を行い、その中で「ロナルドは自ら進んで、彼の美しい筋肉を見せているとも言えるだろう。理由は、彼が素晴らしい筋肉を持っているからだ。そしてあの筋肉は彼のトレーニングの賜物だ」と、同選手について言及した。

 さらにシュトライヒ監督は続ける。

 「ロナルドは、選手にとって見本のような存在だ。問題なのは、若手が何かの新聞などで(広告用に)オイルを塗りたくった彼の筋肉を見てしまうことだ。すると若手はこう考える。『彼はショーマンなんだ』とね。でもロナルドはショーマンなんかじゃない。もちろん彼は自分から見せようとする。しかしもう一度言うが、あの筋肉は彼が自分の力で作り上げたものなんだ」

 「うちの選手が全員、あれくらいトレーニングに励んでくれたら、きっとパーフェクトな選手になるだろうね」

 ポルトガル代表のスーパースターの興業的側面ではなく、勤勉さこそを真似してほしい-シュトライヒ監督は自クラブの若き才能たちにそう願っているようだ。