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ホーム > サッカー > クラブW杯2006 > 出場クラブ



出場クラブ

バルセロナ
欧州地区

 ロナウジーニョ、メッシ、エトー、デコらを擁し、現在、世界最強と呼んでも差し支えない。スペインリーグ屈指の名門クラブで、Rマドリードとの対戦は「エル・クラシコ」と呼ばれ、国中の注目を集める。

 国内リーグは1928-29年の初代王者であり、過去に18回優勝。欧州CLは1991-92年に初制覇し、92年にトヨタ杯に挑戦したがサンパウロ(ブラジル)に1-2で敗れた。

 2005-06年の欧州CLは1次リーグを5勝1分け勝ち点16、得点16、失点2の圧倒的な強さで勝ち抜いた。決勝トーナメント1回戦でチェルシー、準決勝はACミランと強豪を下し、決勝戦ではアーセナルと対戦。前半に先制を許すが、後半にエトーらの得点で逆転し、14年ぶり2度目の欧州の頂点に立った。

 クラブW杯でも断然の優勝候補となる。

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インテルナシオナル
南米地区

 本拠地はブラジル南部の都市「陽気な港」を意味するポルト・アレグレ。同じポルト・アレグレが本拠地のグレミオとは強烈なライバル関係にある。そのグレミオは83年にこの大会の前身トヨタ杯に優勝しており、宿敵に肩を並べるためにも絶対に優勝カップを持ち帰る決意で日本へやって来るだろう。さらにグレミオにかつて所属したバルセロナMFロナウジーニョを一躍有名にしたのが、99年のインテルナシオナル戦で元ブラジル代表主将ドゥンガを華麗に抜き去り尻もちをつかせたプレーだったことから、もし決勝で対戦が実現すれば、ライバル心むき出しの戦いになることは必至だ。

 国内リーグにあたるブラジル全国選手権は75年、76年、79年の3度制覇しているが、国際的な舞台での優勝は今回のリベルタドーレス杯が初めて。前年覇者サンパウロを破り初優勝の原動力となったのが、5ゴールをあげて得点王に輝いたFWフェルナンドン(28)。この190センチの長身ゴールゲッターの主将を中心に、前線からの組織的な守備をもとにした堅実な戦いが基本スタイルとなる。

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FCアメリカ
北中米カリブ海地区

 中米最大のTV局「テレビサ」がスポンサーのFCアメリカは潤沢な資金力で中南米のスター選手を獲得してきた。その筆頭が02年に加入し5シーズン目を迎えた元アルゼンチン代表FWクラウディオ・ロペス。98年フランスW杯日本戦にも出場した快速FWは、昨季負傷でシーズンの半分近くを欠場した。今季も本調子にはほど遠いものの、相手を一瞬で抜き去るスピードは32歳になった現在も健在でゴールゲッターとして君臨する。

 チームの顔は「カニばさみ」プレーでおなじみの主将を務める元メキシコ代表ブランコ。今年のドイツW杯ではメキシコ代表から落選してしまったため、今大会に対する思い入れは強い。

 4月に行われた同じメキシコのトルーカとのCONCACAF(北中米・カリブ海サッカー連盟)チャンピオンズ杯決勝は1戦目を0-0で終え、ホームのアステカスタジアムでの2戦目は0-0のまま延長戦に突入。両チーム1点ずつを取り合って迎えた後半終了間際にDFダビノが決勝ゴールを奪い5度目の栄冠を手にした。

 今年クラブ設立90周年の節目を迎え、国内リーグ14度制覇のFCアメリカが今大会の台風の目となる。

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オークランドFC
オセアニア地区

 2004年にセミプロリーグのNZFC(New Zealand Football Championship)が発足したのを機に創設された新興チームで、前身は1970年に創設されたNSL(National Soccer League)に参加していたセントラル・ユナイテッド。

 ニュージーランドリーグで2年連続で優勝し、今年、オセアニアクラブチャンピオンシップでASピラエ(タヒチ)を3-1で破ってクラブW杯への参加資格を手にした。

 チームの攻撃の中心は元南アフリカ代表のFWケリン・ジョーダンで、2年連続でNZFCの得点王になっている。元日本代表MF岩本輝雄も加わり、さらに攻撃力もアップ。ほぼ全員が本職を他に持つセミプロ軍団だが、母国の期待は小さくない。

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アルアハリ
アフリカ地区

 今大会唯一の連続出場を果たしたエジプトの“レッド・デビルズ”アルアハリ。リーグ戦30度、エジプト杯33度、アフリカチャンピオンズリーグ(CL)5度の優勝を誇る名門で、00年にはアフリカ連盟からアフリカ20世紀最強クラブと認定された。伝統的に労働者階級から支持を受け、4000万人を超えるサポーターがいる。

 11月のスファクシエン(チュニジア)とのアフリカCL決勝では、1戦目ホームで1-1、アウエーの2戦目は後半終了間際まで0-0と、そのままだとアウエーゴール数で敗退する苦境だった。そのロスタイム、決勝ゴールで崖っぷちだったチームを救ったのが、FWモハメド・アブトリカ。その決勝弾を含む8点を挙げアフリカCL得点王に輝いた28歳のエースFWを軸に攻撃は組み立てられる。

 8月31日には、左サイドバックを務めていたモハメド・アブデル・ワハブが練習中に心臓発作で亡くなるという悲劇も起きている。

 しかし昨年2戦2敗の最下位に沈んだ今大会は、07年に創立100周年を迎えるアルアハリにとってアフリカ王者としてのプライドと自らの力を見せる最高の舞台となる。

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全北現代
アジア地区

 全北現代は、現代自動車の出資によって1994年に誕生した。当初は「ダイノス」という愛称だったが、2000年5月に全北現代モータースと改称した。

 改称した年に韓国FA杯を制して初タイトルを獲得。その後、03年、05年と同杯を制している。

 今年度のアジアCLでは準決勝で同じ韓国の蔚山現代と対戦、初戦をホームで2-3で落として厳しい状況に追い込まれたが、2戦目、アウエーで4-1と大勝して決勝進出。決勝戦ではアル・カラマ(シリア)に1勝1敗だったが、得失点差で1点上回り優勝を決めた。これまで優勝チームは西アジア地域に限られていたが、初めて東アジア地区に栄冠をもたらした。

 かつて韓国代表FW金度勲、MF尹晶煥らが所属。また、G大阪FWマグノ・アウベスが2003年に所属していたことでも知られる。

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