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ブラジル勢V3!歓喜の叫び/クラブW杯

- 喜びを爆発させるFWフェルナンドン主将ら(撮影・蔦林史峰)
<クラブW杯:インテルナシオナル(ブラジル)1-0バルセロナ(スペイン)>◇17日◇決勝◇横浜国際
インテルナシオナルがバルセロナを下し、南米王者3大会連続Vを果たした。
ロスタイムから、もうスタンドに向けて万歳を始めていた。世界一を告げる笛が聞こえないほどの歓喜の叫びを上げ、インテルナシオナルの選手、スタッフ全員がピッチになだれ込みジャンプを繰り返す。その横で決勝弾をアシストしたFWイアルレイは、ピッチに大の字に突っ伏して泣き崩れた。世紀の番狂わせに驚き、静まり返るスタジアムの中でピッチの一部が沸き返っていた。
徹底した研究が創立97年での快挙を生んだ。ブラガ監督はバルセロナの欧州チャンピオンズリーグ(CL)チェルシー戦と同ブレーメン戦、Rマドリードとのリーグ戦を分析。14日の準決勝後に「クラブ・アメリカがゾーンディフェンスでやられたミスはしない。マンマークでいく」と宣言した。
前日16日、1時間の練習の大部分を戦術確認に充て、選手にポジショニングを徹底的に仕込んだ。指をさし手を振る動きは中、外、中とボールを回すバルサの攻撃そのものだった。その一方で「ロナウジーニョへ特定のマークを付けるのは無駄」と前言を撤回したように見せ、相手をかく乱することも忘れなかった。
「サイドにボールが収まった瞬間、ロナウジーニョとジュリが動き出すのでつぶしにいった。スペースがなくて苦しんだだろう」とブラガ監督。マーカーに指名されたDFセアラとMFエジーニョを筆頭に、選手の動きには一糸の乱れもなかった。
W杯ドイツ大会代表ゼロの雑草軍団で、代表10人を数えるスター軍団を打ち破った。ブラガ監督は「人生の絶頂にいる。上回るには連覇かW杯優勝だけ。世界最高の監督は選手を信じるものさ」とちゃめっ気たっぷりに言った。サポーターの選手批判にも耐えた。欧州連盟(UEFA)のヨハンソン会長から「欧州みたいな手堅いサッカー」と批判されても堅守速攻を貫いた。そのいちずな心が世界最強バルサを上回る、唯一無二の武器だった。【村上幸将】
[2006年12月18日8時47分 紙面から]
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