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ロナウジーニョ離日、年間MVPは落選

- 失意の表情で成田空港を後にするロナウジーニョ(撮影・下田雄一)
トヨタ クラブW杯で優勝を逃したバルセロナFWロナウジーニョ(26)が18日午前、日本を出発した。別便でスペインに帰国したチームと離れ、国際サッカー連盟(FIFA)年間表彰式出席のためスイス・チューリヒに向かった。だが3年連続の受賞が有力視されていた最優秀選手賞は、RマドリードDFカンナバロの受賞が判明。チームも暫定ながら首位陥落&DFザンブロッタの離脱と、ショックを抱えての離日となった。
屈辱の敗戦から一夜明けても主役だった。黒帽子にサングラス姿で「変装」したロナウジーニョは、25人の関係者に囲まれて搭乗カウンターに現れた。これに気づいた10人以上のサポーターに囲まれ、押し合いへし合いの騒動に発展。「ロニー、ロニー!」の声援に手を振り2、3人にサインした。だが、出国カウンターのさくが倒れそれも中止に。泣きじゃくる女性サポーターに送る視線からも疲労の色は明らかだった。
世界最強軍団のエースとして、11日の来日から注目を一身に浴び続けてきた。時差ぼけで眠れず、過熱報道などで気を休める暇もなかった。14日の準決勝クラブ・アメリカ戦こそ1得点1アシストも、前日の決勝はインテルナシオナルの堅守に完封負け。勝っていればこの間の労苦も報われたのだろうが、離日まで数時間、あのいつもの陽気な笑みは見られなかった。最優秀選手落選の一報も耳に入っていたのかもしれない。
傷心のエースが離日する2時間前。スペインへの帰国の途についたチームも打ちひしがれていた。早朝にもかかわらず50人のサポーターが待ち受けたが、混乱を避けるため空港内部を通り、ひっそり搭乗口に回る「裏口帰国」。主将のDFプジョル、大会MVPのMFデコはうつむき、ショックは隠せなかった。追い打ちをかけるようにDFザンブロッタも、決勝で左足内転筋を痛め1カ月の戦線離脱が決定。暫定ながら留守の間にリーグ首位の座も明け渡した。ピッチの内外で踏んだり蹴ったりの結末。クラブ世界一を目指すバルサの、日本での戦いが幕を閉じた。【村上幸将】
[2006年12月19日8時36分 紙面から]
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