<クラブW杯:パチューカ(メキシコ)4-2(延長)アルアハリ(エジプト)>◇13日◇国立◇準々決勝
北中米カリブ海王者パチューカ(メキシコ)が、大逆転勝ちで初戦を突破した。アフリカ王者アルアハリ(エジプト)に、前半で2点を奪われながら追いつき、延長の末に4-2とひっくり返した。初戦戦負けを喫した昨年の雪辱に成功。17日の準決勝(国立)で、地区代表として大会初の決勝進出をかけ、LDUキト(エクアドル)と戦う。
パチューカが攻めの姿勢を貫いた。前半、カウンターから2点を奪われると、パチューカのメサ監督はハーフタイムで2人を交代。その采配が的中した。後半2分、入ったばかりのMFモンテスが直接FKを決め、同28分にMFヒメネスもFK弾で続いた。「あれで勝利を確信したが、気を抜いてはいけなかった」(ヒメネス)。延長で同選手の2得点目などで2点を追加しても相手ゴールに迫り続けた。
昨年の初戦でエトワール・サヘル(チュニジア)に惜敗した。家族らと観光気分で来たことを反省した。今年は家族の帯同を原則禁止し、その代わりに試合前にチームが編集した、家族出演のビデオレターが流された。マルティネス会長からは「トゥソス(パチューカ)、メキシコのチーム」と日本語で書かれたマフラーも配られ、士気は高まった。
試合後は控室でラテン音楽を流して簡単に勝利を祝った。夜は祝勝パーティーを開かず、14日の練習に備えた。過去に北中米カリブ海地区の代表が決勝に進んだことはない。雪辱戦の後は歴史への挑戦が待っている。【森本隆】

