国際サッカー連盟(FIFA)の作業部会が2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会を11月から12月に開催する案をまとめたことに欧州のクラブやリーグが反発している問題で、FIFAのバルク事務局長は25日、リーグ戦を中断することで不利益を被っても補償はしない方針を示した。AP通信などが報じた。

 バルク事務局長はドーハで記者会見し「補償はしない。リーグ日程を組み直す時間は7年もある」と述べた。W杯の11、12月開催が正式に決まれば、秋に開幕する欧州主要リーグは6、7週間も中断を強いられることになる。