スイス1部バーゼルのFW柿谷曜一朗(25)が公式戦9戦ぶりの出場でハットトリックの活躍を見せた。

 アウェーでのミュンジンゲン(4部)戦にフル出場。前半24分に縦パスに抜け出してゴールを決めると、同43分、後半14分にも得点し、6-1の大勝に貢献した。ピッチになかなか立てない時期が続いても「これからのサッカー人生においてすごく貴重な時間」と前向きに捉え、気持ちを切らさなかったことが奏功した。バーゼルの地元紙は「柿谷がアピール」という記事で活躍をたたえ、ソウザ監督の「良い結果だった。しっかりしたパフォーマンスに非常に満足。誰もケガをしなかったこともうれしい」というコメントも紹介した。(中野吉之伴通信員)