第2戦が行われ、DF内田篤人が所属するシャルケ(ドイツ)は、アウェーでRマドリード(スペイン)に4-3で勝ったが、2戦合計4-5と追いつけず敗退が決定した。

 第1戦のホームで0-2で敗れていたシャルケは前半20分、右サイドからのクロスが左サイドまで流れてきたところをDFフクスが左足シュートを決め、幸先良く先制した。5分後にCKからFWロナルドにヘディングシュートを決められ同点に追いつかれたが、同40分MFメイヤーのシュートが相手GKカシリャスにはじかれたこぼれ球を、フンテラールが左足で流し込んで再び勝ち越した。だが、同ロスタイムにまたしてもロナルドに鮮やかに頭で流し込まれ、2-2で前半を折り返した。

 ロナルドはこれが欧州クラブ大会での78ゴール目で、ラウルの77得点を抜き通算最多となった。また欧州CLでは通算75得点目でトップのFWメッシ(バルセロナ)に並んだ。

 後半に入っても点の取り合いは続き、同8分にFWベンゼマにドリブル突破から右足で決められてついにRマドリードに勝ち越しを許した。だが、あきらめないシャルケは同12分、交代出場のMFサネが左足のミドルシュートを決めて追いつき、同39分にはカウンターからフンテラールが右足で押し込んでみたび勝ち越し。2戦合計4-5とし、あと1点取ればアウェーゴールで上回るところまでRマドリードを追い詰めたが、反撃もここまでだった。

 膝の負傷でベンチスタートとなった内田は、3-3の後半36分から欧州CL通算29試合目の出場を果たしたが、得点には絡めなかった。