イタリアのセリエAで財政危機に陥っていたパルマが19日、裁判所から破産宣告を受けた。負債総額は1億ユーロ(約130億円)とみられ、チームは今季の全日程を戦い抜けるか微妙な状況となった。

 新オーナーに就任したマネンティ氏は、マネーロンダリング(資金洗浄)と横領の容疑で逮捕されている。この日行われた裁判官による聴聞を欠席した。

 パルマは欧州リーグの前身、欧州連盟(UEFA)カップで2度優勝した地方クラブの雄で、カンナバロやブフォンら名選手を輩出した。財政難で今季は他クラブから500万ユーロ(約6億5000万円)の緊急融資を受けていた。