ドルトムントの日本代表MF香川真司(26)が昨年9月以来となる今季2点目を挙げた。トップ下でフル出場したハノーバー戦で1ゴール1アシストと活躍。勝利に貢献した。今日23日、ハリルジャパン初の合宿に参加するために帰国する。

 久々にゴールを挙げた香川が、アシストしたロイスに飛びついた。1-1の後半12分。直前に退場者を出したハノーバー相手に猛攻を開始。ゴール前に走り込むと、ロイスの右からのパスを右足で流し込んだ。「マルコ(ロイス)がボールを出してくれた。すごく良いカウンターで、みんなが前に前にと…。ドルトムントらしい攻撃だった」と仲間に感謝した。

 待望の1点だった。昨年、マンチェスターUからドルトムントに復帰。初戦の9月13日のフライブルク戦でゴールを決めて以来、22試合得点から遠ざかっていた。得点の4分後には左サイドから中央のFWオバメヤンに、右足アウトサイドで合わせる技ありアシスト。「相手に退場者が出てスペースが生まれた。結果を残すことはとても大事だし、良かった」とホッとした様子をみせた。

 18日の欧州チャンピオンズリーグ・ユベントス戦では出番なく、チームは敗退した。そのうっぷんを晴らし、日本代表に合流する。1月のアジア杯ではわずか1ゴールに終わり、準々決勝のUAE戦ではPKを失敗。今度こそという思いは強い。「代表に行ったら監督も全て代わるんで。いろいろな意味で切り替えてやらないと。しっかり準備してサッカーができるように頑張ります」と意気込んだ。【鈴木智貴通信員】