日本代表DF長友佑都(28)が所属するインテルミラノのロベルト・マンチーニ監督(50)が、外国生まれのイタリア国籍取得選手を同国代表に招集することを批判した。

 イタリア・サッカー協会は22日、28日の欧州選手権予選ブルガリア戦と、31日の国際親善試合イングランド戦の代表メンバー26人を発表し、同国代表を指揮するコンテ監督はブラジル出身のFWエデル(サンプドリア)と、アルゼンチン出身のFWバスケス(パレルモ)を初招集させた。

 これに対しマンチーニ監督は「イタリア代表は、イタリアで生まれた選手だけを招集すべきだ」と批判。一方でコンテ監督は「今までと同じで何も変わったことはしていない」と反論した。また、元イタリア代表監督を務めたリッピ氏は「私は(アルゼンチン出身の)カモラネージを招集して、W杯で優勝した」と、優勝した06年ドイツW杯を例に挙げた。