今季GKクルトワの控えに甘んじているチェルシーのペトル・チェフ(32)が今夏、退団する可能性が出てきた。英サン紙によると、他クラブへの移籍が認められる見通しで、Rマドリードとパリサンジェルマンが獲得に乗り出すと見られている。

 チェフは今季プレミアリーグで14試合にしか出場しておらず、同じような状況で、来季も過ごしたくないと考えている。「僕とティボー(クルトワ)のペアはとても良く機能していると思う。でもそれができるのは1シーズンのみだ。来季もこのようなシーズンを過ごしたくないよ」と話している。

 チェルシーの関係者は「ペトルは今シーズンが終わったら、移籍していいと言われたようだ。ただし海外のクラブのみだ。彼は他のプレミアリーグのクラブに移籍することは許されないよ」と話したという。

 チェフは04年にチェルシーへ移籍してから、492試合に出場し、228回の無失点試合を記録。モウリーニョ監督は今でもチェフについて世界で3本の指に入るGKだと話し、残留させたい意向。だが、チェフの契約が来季1年しか残っておらず、クラブ側は放出して移籍金を獲得する可能性が高いという。