八百長関与疑惑でサッカーの日本代表監督を解任されたハビエル・アギーレ氏(56)が27日、事情聴取を受けるためバレンシアの予審裁判所に出頭した。同氏は「この件に関しては話せない」と繰り返し、建物に入った。それでも聴取の直後に日本の勝利を伝え聞くと笑顔に。「2-0で勝ったか、良かった。GKは権田? 本田と香川は先発じゃなかったのか」と驚きを交えて語るなど、気にかけている様子だった。

 疑惑の試合は11年5月に行われたレバンテ-サラゴサ。当時スペイン1部のサラゴサ(現2部)監督だったアギーレ氏や両チームの選手ら41人と、1クラブが聴取の対象となっている。この日はサラゴサの当時の強化部長や役員らも出頭した。