モンテネグロのホームで行われたロシアとの一戦は、たび重なる観客の妨害で大荒れとなり、後半22分で中止となった。

 試合開始直後、ゴール裏のスタンドから投げ込まれた発炎筒がロシアGKアキンフェエフ(CSKAモスクワ)の頭部を直撃。アキンフェエフはピッチに倒れ込み、担架で運び出されそのまま地元の病院に向かった。このため試合は30分間中断された。

 ロシアはGKを控えのロディーギン(ゼニト)に交代し試合は再開されたが、両チームのサポーターが衝突したことにより後半の開始も18分遅れた。

 さらに0-0で迎えた後半21分にロシアがPKを失敗した直後、DFコムバロフ(スパルタク・モスクワ)に物が投げつけられたことで両チームの選手とスタッフがサイドライン付近でもみ合いとなり、まずロシアの選手、続いてモンテネグロの選手がピッチを去り、試合は打ち切りとなった。欧州連盟は処分を検討するという。

 両チームはともに勝ち点5で、ロシアが3位、モンテネグロが4位につけている。