準々決勝2試合が行われ、日本代表MF香川真司(26)の所属するドルトムントが延長戦の末、ホッフェンハイムを下し、4強入りした。2-2の延長後半3分に、今季限りでの引退を表明しているMFケールが、地をはうような左足ミドルをゴール右に決めて勝利した。

 香川はトップ下で延長も含めた120分間にフル出場。後半5分にワンツーでMFギュンドガンのシュートを演出し、延長ではフリーでヘディングシュートを放つなど好機はつくった。だが得点に絡むことはなく「チームの連動だったり共通意識が必要」と反省。自身のプレーについては「シュートの意識は課題。そこは本当に意識してやり続けるしかない」と話した。

 もう1試合はウォルフスブルクが1-0でフライブルクに勝利して準決勝へコマを進めた。(ドルトムント=鈴木智貴通信員)