モナコとの第2戦を引き分け、2戦合計1-0で準決勝進出を決めたユベントスだが、試合前は緊急事態に陥っていたようだ。ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督(47)のコメントを英サッカーサイト「フットボール・イタリア」が伝えた。

 ユベントスは、チリ代表MFアルトゥーロ・ビダル(27)がへんとう炎を患い、アルゼンチン代表FWカルロス・テベス(31)とスペイン代表FWアルバロ・モラタ(22)がウイルスに感染、いずれも試合への出場が危ぶまれていたが、3選手はいずれも先発し、チームのベスト4進出に貢献した。

 試合後、アッレグリ監督は「ウイルスが広まっていた。テベスは2日間も嘔吐(おうと)しており、試合の2時間前まで出場できるか分からなかった」と告白。しかし、「この困難な状況の中で良いプレーを見せてくれた。彼らは素晴らしい若者であることを証明した」と述べ、満身創痍(そうい)の状況で準決勝進出に貢献した3選手をたたえた。【超ワールドサッカー】