日本代表FW本田圭佑(28)が所属するACミランのベルルスコーニ名誉会長は、下位ウディネーゼに1-2で敗れたチームのふがいないに腹を立て、フィリッポ・インザギ監督(41)を即刻解任させようとした。26日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

 ひどい敗戦をミラノの邸宅で試合を観戦していた同名誉会長は、試合後に激高してインザギ監督を解任させようとした。しかし、ガリアーニ副会長が電話でなだめたという。

 同紙ではベルルスコーニ名誉会長を説得した3つの理由を掲載。1つ目はクラブの売却問題があるため、同名誉会長は他に考えることがある。2つ目は残り6節で交代するのはあまり意味がない。3つ目はウディネーゼ戦で悪いプレーをしたのは選手たちで、インザギ監督ではないと報じた。

 また、インザギ監督は試合後に「今日の出来では、どこが相手でも負けていただろう。前半終了時点で監督も含め、全員を交代させたかった」と話していた。さらに、チームが帰りの空港に向かうバスの中で選手たちに「お前たちはどん底に落ちた。このチームに見合わない。恥ずべき選手たちだ」と怒りをぶちまけた。これに対して何人かの選手たちがインザギ監督に抗議したと報じている。