今季限りでドルトムントを退任するユルゲン・クロップ監督(47)が、Bミュンヘンの監督候補だった。27日の独紙ビルトが報じた。

 同紙によると、12-13年シーズンにBミュンヘンをリーグ戦、欧州チャンピオンズリーグ、ドイツ杯の3冠に導いて退任したハインケスの後任に、現監督のグアルディオラ監督とクロップ監督が最終候補に挙がっていたという。

 元Bミュンヘン代表取締役員のマルクボルト氏はテレビで「(クロップ監督は)真剣に候補に挙がっていた。だが、(元会長の)ウリ・ヘーネスから電話がきて、『我々はグアルディオラと決断した。クロップに電話をして断りを入れる』と伝えてきた」と明かした。

 退任会見でクロップ監督は去就について「休養するつもりはない」と来季も監督業に意欲を見せており、現地では国外で指揮を執る可能性が高いと報じられている。

 マルクボルト氏は同監督の将来について「いつかはまたドイツに戻ってくるだろう。もちろん、その時はBミュンヘンへ」とコメントした。