アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ氏(54)が、今月末に行われる国際サッカー連盟(FIFA)会長選で、候補者の1人で現副会長のアル・フセイン王子(ヨルダン)を支持すると表明した。その上で「サッカー界の人間なら誰でも知っているが、FIFAは1人がすべてを決定する、完全な無政府状態になってしまっている」と5選を狙うブラッター会長を批判した。

 ただアル・フセイン王子は、同じ立候補者の元ポルトガル代表FWフィーゴ氏やオランダ協会会長ファンプラーク氏に勝機があれば、自らは選挙から退く可能性も示唆している。