ハノーバーMF清武弘嗣(25)が魂の1部残留ゴールを決めた。今季最終戦が各地で行われ、ハノーバーはホームでフライブルクと対戦。清武は開始3分に左クロスに頭から飛び込んで、豪快な先制弾を決めた。2-1で勝利したハノーバーは残留が決定。昨季ニュルンベルクで降格を経験している清武もうれしさひとしおだった。同僚のDF酒井宏樹(25)は前節の退場処分で出場停止だった。

 この日は他の日本人選手も大活躍。ドルトムントMF香川真司(26)はホームのブレーメン戦に先発。前半15分にギュンドガンの縦パスを受けてペナルティーエリアに進入し、左足でゴールすると、続く2点を演出し、1得点2アシストで3-2の勝利に貢献した。ケルンFW大迫勇也(25)も2-2で引き分けたウォルフスブルク戦で先制のゴールを決めた。

 この日は結局、降格の可能性のあったハノーバー、ヘルタ、シュツットガルトが降格を回避。日本人所属クラブはすべて1部残留。リーグ創設以来、唯一2部落ちのないハンブルガーSVは入れ替え戦に回り、フライブルク、パーダーボルンが2部降格となった。