世界的な広がりをみせている汚職事件に揺れる国際サッカー連盟(FIFA)の理事に就任した日本サッカー協会の田嶋幸三副会長(57)が1日、FIFA総会などを終え帰国した。

 羽田空港で報道陣に対応。「前からうわさはあった。理事会はFIFAがいま乱気流の中にいるという認識。ここで、うみを出し切らないといけない」と話した。選挙で5選を果たしたブラッター会長の様子にも言及。事件が、こういった展開をみせることなど「知らなかった」と話したという。批判にさらされている同会長について「正当な手続きで再選されている。監督責任はあるが、うわさだけでやめるだとか(進退を)言うつもりはない」と冷静に話した。