国際サッカー連盟(FIFA)のスカラ監査・法令順守委員長が18年ロシア、22年カタールの両W杯招致で不正な買収などの証拠があれば開催を取り消す可能性に言及した報道を受け、日本サッカー協会の大仁邦弥会長は8日、その場合の日本の代替開催について「(東京)五輪もあるし、国内事情も考えないと」と慎重な姿勢を示した。

 ドイツから帰国した羽田空港で報道陣の取材に応じた。日本は22年のW杯招致で落選している。同便で到着したFIFA理事の田嶋幸三副会長は、7月のアジア連盟(AFC)理事会で、FIFA次期会長に関するアジアの意見を集約する方針を示した。